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老いの福袋

2021-04-21

老いの福袋
老いの福袋中央公論新社から2021年4月19日に「老いの福袋−あっぱれ!ころばぬ先の知恵88」という本が出版されました。著者は介護保険制度の生みの親でNPO法人「高齢社会をよくする女性の会」の理事長を務める89歳の樋口恵子さんです。
トイレ閉じ込め事件から、お金、働き方、人づきあい、介護、終活問題まで、人生100年時代を生きる人に勇気を与える「知恵とユーモア」がつまったエッセイ集です。本のまえがきには、こんなことが書いてあります。

私たち80代は、言ってみれば全人類の先陣を切って、しかもけっこうな大人数で、「超・長寿社会」という未知の大海へとすでに一歩を踏み出しています。
天敵がいるかもしれない海に獲物を求めて真っ先に飛び込むペンギンのことを、その勇気に敬意を表してファーストペンギンと呼ぶそうすでが・・・

気がついたら私たち世代は、「老いの冒険」に飛び込むファーストペンギンのような立場になったわけです。
誰もが別に好き好んで老いてきたのではありませんし、毎日のように初めての経験が待っているので不安だらけ。
だからこそ、「老いという未知の世界」へ冒険に乗り出すのだと考えて前向きに取り組みたい。
私も少しずつ体力がなくなってきて、「ヨタヨタヘロヘロ」を自認する虚弱期に入りましたが、この先も好奇心と勇気とユーモアをもって楽しく歩んでいきたいと思っています。

そして初代だからこそ経験する怖れ、寂しさ、孤独に対してもしっかり向き合い、ときには逃げるばかりではなく涙を流したっていいではないか。
ただ、初の経験者として一定の申し送りをすることは、後の世代が老いに崩されないための一種のワクチンになるのではないか。
ファーストペンギンとして、いまこそ伝えておくべきことがあると思うのです。
この本には、老いの時期を楽しく快適にするアイデアもあれば、ちょっぴり怖い現実も出てきます。


老いの福袋最初に予告しておくと、第4章と第5章では厳しい現実についてお伝えしますが、大丈夫。超高齢社会の課題を乗り越える知恵も紹介しています。

どの章からお読みいただいてもかまいません。高齢者だけではなく、老いた親を持つ子ども世代にとって役に立つ話題も取り上げています。

いわば「老い」に対する免疫をつけるサプリメントのような本ですから、ここで「老いの不安」をちょっと先取りしておけば、「ころばぬ先の杖(知恵)」となり、不安解消の一助になるでしょう。

配信 Willmake143

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